【映画感想】『スプリット』純粋なサスペンスを期待すると・・・

映画

スプリット★★★★☆

GEOでDVDをレンタル。
24の人格をもつ解離性同一障害の男性が3人の女子高生を拉致するところから話ははじまる。

テンポの良いサスペンスホラーだが、終盤はアクションものに

Mナイトシャラマン監督らしいサスペンスホラーである。
多重人格サスペンスホラーと言えばサイコを思い浮かべるが、あちらはオチを多重人格としているところ、こちらは早々と多重人格であることを明らかにする点がこぎみ良い。

前半から中盤にかけては、(謎のお色気要素は抜きにして)テンポ良く見られるが、終盤のある敵の登場から完全にアクションホラーになってしまい、純粋なサスペンスを期待していた人には少々がっかりするのではないだろうか。

個人的には、どうもメイズランナー2を見たときのがっかり感に似ている。

特に壁を這い上がっている描写は超人的な場面として利用しているのだろうが、正直”too much”であり、やりすぎ感がある。というかむしろ少し笑える。

続編を意識させるような終わり方なのも、どうも商業的な臭いがして冷めてしまう。

なんだかんだ言って続編が気になる

ともあれ、前半から中盤への淡々と表現される多重人格は不気味で、映画に引き込まれる。
多重人格が、人間の新しい能力であるという考え方も非常におもしろいので、続編もなんだかんだ見ようと思う。

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